リースバックのトラブル事例と対策とは?失敗しない契約のポイントを解説

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近年、資金調達の手段としてリースバックを選択する方が増えています。しかし、契約内容の理解不足や会社選びの失敗により、トラブルに発展するケースも見られます。

このような事態を防ぐためには、起こりうるトラブルとその対策について、事前に理解しておくことが重要です。

本記事では、リースバックで実際に起きているトラブル事例とその予防策、さらにトラブルが発生した際の具体的な対処方法について解説します。安全な取引のために必要な知識を、分かりやすく説明していきます。

なお、以下では、西湘エリアでリースバックに対応しているおすすめの不動産会社をまとめているので、参考にしてください。

目次

リースバックで起こりやすい5つのトラブル

トラブルに関する画像

リースバック取引では、契約内容の不備や認識の違いから、様々なトラブルが発生する可能性があります。特に多いのが家賃や契約更新に関する問題です。

ここからは、リースバックで起こりやすい5つのトラブルを紹介します。

以下で詳しく解説します。

家賃の突然の値上げ

契約更新時に予想以上の家賃値上げを要求されるケースがあります。特に契約書に明確な取り決めがない場合、賃料改定を巡って深刻なトラブルに発展することがあります。値上げ幅の上限や改定の条件について、事前の取り決めが重要です。

また、急激な経済変動や物価上昇を理由に、想定以上の値上げを求められるケースもあり、注意が必要です。

会社の倒産・営業停止

リースバック会社の経営状態が悪化し、倒産や営業停止となるケースがあります。このような事態が発生すると、物件が他社に転売されたり、突然の契約変更を迫られたりする可能性があります。

借地借家法による保護は受けられますが、新しい所有者との関係構築や条件交渉が必要となり、居住の安定性が脅かされる場合があります。

建物の維持管理の問題

所有権が移転することで、建物の修繕や維持管理の責任範囲が変わります。エアコンの故障や水回りの不具合など、日常的な修繕の費用負担を巡ってトラブルになることがあります。

また、大規模修繕の必要性が生じた際、実施時期や費用負担について折り合いがつかないケースも見られます。

契約更新時のトラブル

契約更新時に、更新料の支払いや契約条件の変更を求められることがあります。特に更新料について事前の取り決めがない場合、予期せぬ出費を強いられる可能性があります。

また、更新を拒否されるケースもあり、その際の正当な理由の有無を巡って紛争に発展することもあります。

買い戻しオプションに関するトラブル

将来の買い戻しを約束されていても、実際には条件が厳しく設定されていたり、買い戻し時の価格が不当に高額だったりするケースがあります。また、約束されていた買い戻しオプションが、会社の方針変更により実行できなくなることもあります。

トラブルを防ぐための3つの対策

対策に関する画像

リースバックのトラブルの多くは、事前の準備と確認で防ぐことが可能です。特に重要なのが、信頼できる企業の選定と契約内容の詳細な確認です。

ここでは、安全な取引を実現するための具体的な対策について解説します。

以下で詳しく解説します。

契約前の徹底した企業調査

リースバック会社の信頼性を判断するためには、複数の観点からの調査が必要です。まず、会社の財務状況や事業規模、過去の取引実績などの基本情報を確認します。

次に、実際の取引経験者の評価や口コミ情報を収集します。国土交通省や業界団体への加盟状況、賃貸管理業務の体制なども重要な判断材料となります。

専門家への相談と契約内容の確認

不動産取引に詳しい弁護士や専門家に契約書の確認を依頼することは、将来のトラブル防止に効果的です。

特に、家賃改定のルール、修繕費用の負担区分、契約更新の条件、買い戻しオプションの詳細など、重要事項について専門家の意見を聞くことで、契約上の不利な条件を事前に発見できます。

また、契約書の不明確な表現や条件についても、専門家のアドバイスを受けることで、より安全な契約内容に修正することができるでしょう。

将来を見据えた計画づくり

長期的な視点での資金計画と生活設計が重要です。家賃支払いの継続性を確保するため、将来の収入見込みや支出予定を詳細に検討します。

また、建物の経年劣化に伴う修繕費用の発生も考慮に入れ、必要な資金を確保しておくことが重要です。

さらに、契約期間中の様々なリスクに備え、保険加入や緊急時の対応策についても事前に検討しておく必要があります。

トラブルが起きた時の対処法

対処法に関する画像

リースバック契約中にトラブルが発生した場合、早期の対応が問題解決の鍵となります。特に借地借家法による保護を理解し、適切な相談窓口を活用することが重要です。

ここでは、トラブルが発生した際の具体的な対処方法について説明します。

以下で詳しく解説します。

法的な保護と権利について

リースバック契約における賃借人の権利は、借地借家法によって手厚く保護されています。例えば、正当な理由がない契約解除や、不当な家賃値上げは認められません。

また、建物の修繕や維持管理については、契約書に基づいて貸主の義務が定められています。問題が発生した場合は、まずこれらの法的な権利を確認することが重要です。

相談窓口の活用方法

トラブルが発生した際は、以下の専門機関への相談が有効です。

  • 消費生活センター
  • 国土交通省

各機関では、経験豊富な専門家が解決に向けたアドバイスを提供します。法的な対応が必要な場合は、弁護士への相談も検討します。

状況に応じて、最適な相談窓口を選択することが問題解決への近道となります。また、契約時に利用した不動産会社や仲介業者にも相談することで、円満な解決につながる場合もあります。

解決に向けた具体的なステップ

トラブル解決に向けては、段階的なアプローチが効果的です。まず、問題点を整理し、契約書や関連書類を確認します。次に、相手方との話し合いを行い、互いの主張や認識の違いを明確にします。

その上で、必要に応じて専門家のアドバイスを受けながら、具体的な解決策を検討していきます。場合によっては、調停や裁判などの法的手続きを取ることも検討する必要があります。

リースバックを安心して利用するためのチェックリスト

チェックリストに関する画像

リースバックは、自宅を売却しても住み続けられる便利な仕組みですが、契約内容を理解せずに進めてしまうと、家賃の値上げや契約解除などのトラブルに発展するケースもあります。

ここでは、契約前・契約時・契約後の3つの段階に分けて、確認すべきポイントを一覧表にまとめました。

契約前に確認すること

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チェック項目内容
宅建業免許・金融庁登録の有無不動産・金融取引の資格を持つ正式な業者か確認。無許可業者との契約は危険
会社の実績・口コミ・評判公式サイト・口コミ・免許情報検索で信頼性を確認
査定額と家賃設定の根拠「なぜこの金額なのか」を具体的に説明できるかを確認
契約条件の明確化契約期間、更新条件、買い戻しの可否などを必ず書面で確認

契約時に確認すること

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チェック項目内容
重要事項説明を最後まで確認不明点はその場で質問。口頭説明と書面内容に違いがないかチェック
契約書の内容と説明内容の整合性家賃・更新料・買い戻し条件などが文書で明記されているか確認
支払い方法と期限家賃の支払い方法・期限・遅延時の対応を明確にしておく
買い戻し条件の明確化金額・期間・手数料などを具体的に書面で確認

契約後に注意すべきこと

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チェック項目内容
家賃・契約更新条件の見直し契約更新時に不当な家賃値上げや条件変更がないか確認
修繕・維持管理の負担範囲建物の修繕費用が誰の負担かを明確にしておく
トラブル時の相談先不動産適正取引推進機構・消費生活センターなどの相談窓口を把握しておく
市場価格・物件価値の確認将来的な買い戻しを見据えて、定期的に市場価格を調べる

トラブルが起きやすいリースバック会社の特徴

トラブルが起きやすいリースバック会社の特徴に関する画像

リースバック契約は、仕組みを理解していないまま契約してしまうと、後々トラブルにつながるリスクがあります。中でも、契約内容の不明確さや過剰な営業トーク、会社情報の不透明さが原因となるケースが多く見られます。

契約を検討する際には、事前に「どんな会社が危険なのか」を把握しておくことが重要です。ここでは、トラブルが起きやすいリースバック会社に共通する3つの特徴を紹介します。

これらに該当する場合は注意が必要です。契約前にしっかり確認し、信頼できる企業かどうかを見極めましょう。以下で詳しく解説します。

家賃や契約内容を曖昧に説明する会社

トラブルの多くは、契約内容を十分に理解しないまま契約してしまうことが原因です。家賃設定や契約期間、更新時の条件を明確に説明しない会社は特に注意が必要です。

リースバックでは、売却後もその家に住み続けるため、毎月の家賃や契約の更新条件が生活に直結します。事前に「なぜこの金額なのか」「更新後に家賃が上がる可能性はあるのか」を具体的に確認することが大切です。

また、口頭説明のみで進める業者もリスクが高く、書面で契約内容を提示してもらうことがトラブル防止につながります。

買い戻し保証を強調しすぎる会社

リースバックでは、「将来的に物件を買い戻せる」と説明する会社もありますが、実際には買い戻しができないケースも少なくありません。特に、買い戻し条件を明確にせず「いつでも買い戻せます」といった表現で安心感を与える業者には注意が必要です。

買い戻し金額や期間、手数料などの条件が書面で明記されていない場合、トラブルにつながる可能性があります。また、契約上は可能でも、資金面や会社都合で買い戻しに応じてもらえない事例もあります。

契約前に、買い戻し条件が法的に有効か、専門家に確認することが望ましいでしょう。

実績や運営会社情報が不透明な会社

信頼できる会社であれば、公式サイトやパンフレットで過去の実績や運営会社の情報を明示しています。一方、会社概要や代表者情報が記載されていない、所在地が曖昧、問い合わせ先が携帯番号のみといった企業は注意が必要です。

また、口コミや評判が極端に少ない、もしくは不自然に高評価ばかりの企業も警戒すべきです。

不動産業を営むには宅地建物取引業の免許が必要であり、登録番号や免許更新状況を確認することで、信頼性を判断できます。実績や情報開示が不足している会社は、契約後にトラブルへ発展する可能性が高いといえるでしょう。

信頼できるリースバック会社を見極めるポイント

信頼できるリースバック会社を見極めるポイントに関する画像

リースバックは、仕組みが複雑な取引であるため、契約前に信頼できる会社かどうかを見極めることが何よりも重要です。実績のある企業は、契約条件の明確化やアフターサポート体制が整っており、利用者が安心して取引を進められます。

ここでは、信頼できるリースバック会社を見分けるための3つのチェックポイントを紹介します。

これらのポイントを確認することで、トラブルを回避し、安心してリースバックを利用できる会社を選びやすくなります。以下で詳しく解説します。

宅建業免許や金融庁登録の有無を確認する

リースバックを取り扱う企業は、宅地建物取引業の免許を持っていなければ不動産取引を行えません。また、金融商品としてリースバックを扱う場合は、金融庁への登録も必要です。

公式サイトや契約書面に「免許番号」や「登録番号」が明記されているかを確認し、信頼性を確かめましょう。

無許可の業者や、免許番号の記載がない企業は、法令違反の可能性があります。公的機関のデータベースで登録状況を調べることで、安心して取引できる会社かどうかを判断できます。

契約書・重要事項説明の内容が透明である

契約時には、家賃・契約期間・更新条件・買い戻し金額などが明確に記載されていることが重要です。説明不足や曖昧な表現のある契約書は、トラブルの原因になりやすいため注意が必要です。

信頼できる会社は、利用者が理解するまで丁寧に説明を行い、すべての条件を文書で提示します。

また、契約内容に不明点がある場合は、宅地建物取引士による「重要事項説明」で詳細を確認しましょう。書面での説明と口頭での説明が一致しているかをチェックすることが、トラブル防止につながります。

複数社を比較検討して選ぶ

リースバック会社は、買い取り価格・家賃設定・買い戻し条件などが会社によって大きく異なります。そのため、1社だけの話を聞いて即決するのではなく、必ず複数社に相談・見積もりを依頼することが大切です。

各社の対応姿勢や説明の分かりやすさ、契約条件を比較することで、最も信頼できる会社を選びやすくなります。

また、複数の意見を聞くことで、自分の物件価値や市場相場を客観的に把握することも可能です。比較検討を行うことで、リスクを最小限に抑え、安心してリースバックを利用できる環境を整えられます。

小田原市でリースバックする際のおすすめ会社3選

リースバックのトラブルを防ぐには、信頼できる会社を選ぶことが最も重要です。小田原市には実績豊富な企業が複数存在し、安全な取引をサポートしています。ここでは、特に評価の高い3社について、トラブル防止の観点から詳しく紹介します。

以下で詳しく解説します。

ハウスドゥ 小田原市役所前(株式会社Forest field)

ハウスドゥ 小田原市役所前 株式会社Forestfieldの公式HPのTOP画像
出典元:ハウスドゥ 小田原市役所前

全国チェーンのハウスドゥが持つ確かな信頼性と、地域密着型のきめ細やかなサービスが特徴です。トラブル防止の観点から見ると、契約内容の明確な説明と、充実したアフターフォロー体制が強みとなっています。

項目詳細
屋号ハウスドゥ 小田原市役所前
会社名株式会社Forest field
所在地〒250-0042
神奈川県小田原市荻窪531-6
電話番号0465-34-2555
リースバックページhttps://odawarashiyakusyomae-housedo.com/leaseback/
公式HPhttps://odawarashiyakusyomae-housedo.com/sell/
免許番号神奈川県知事(1)第31148号

特に、リースバックプランの豊富さと柔軟な条件設定により、顧客の状況に合わせた安全な取引が可能です。また、最短5日での現金化対応など、迅速な対応力も評価のポイントとなっています。

ハウスドゥ 小田原市役所前 株式会社Forest fieldについて詳しく知りたい方は、こちらも合わせて御覧ください。

ハウスドゥ 小田原市役所前 株式会社Forest fieldについてさらに詳しく知りたい方は、公式HPでも確認できます。

センチュリー21住宅セレクション小田原店

センチュリー21 住宅セレクション小田原店 住宅セレクション株式会社のTOP画像
出典元:CENTURY21

大手フランチャイズならではの安定した経営基盤と、豊富な取引実績を持つ企業です。トラブル予防の観点では、再売買契約による再取得への対応や、居住期間の柔軟な調整が可能な点が特徴です。

項目詳細
屋号センチュリー21 住宅セレクション小田原店
会社名住宅セレクション株式会社
所在地〒250-0862
神奈川県小田原市成田170-1
電話番号0465-39-3250
公式HPhttps://www.century21.jp/store/141203-
免許番号神奈川県知事(3)第28319号

また、契約内容の丁寧な説明と、定期的なフォローアップ体制により、契約後のトラブルを未然に防ぐ体制が整っています。

センチュリー21 住宅セレクション小田原店 住宅セレクション株式会社について詳しく知りたい方は、こちらも合わせて御覧ください。

ハートマイホーム小田原店

出典元:小田原不動産ハートマイホームダイトー建設不動産

昭和60年創業という長い歴史を持つ地域密着型の不動産会社です。トラブル防止に関しては、長年の経験に基づく適正な家賃設定と、きめ細やかなアフターケアが強みです。

項目詳細
屋号ハートマイホーム小田原店
会社名株式会社ダイトー建設不動産
所在地〒250-0852
神奈川県小田原市栢山506-1 パストラル宮ノ上103
電話番号0120-76-0338
公式HPhttps://www.dyto.jp/baikyaku/
免許番号神奈川県知事(5)24260号

特に、建物の状態や将来的な修繕計画まで考慮した提案が可能で、長期的な視点でのトラブル予防を重視しています。また、パナソニックビルダーズグループ加盟店としての信頼性も、安全な取引の証となっています。

ハートマイホーム小田原店 株式会社ダイトー建設不動産について詳しく知りたい方は、こちらも併せて御覧ください。

まとめ

リースバックは有効な資金調達手段である一方で、様々なトラブルが発生する可能性もあります。特に多いのが、家賃の値上げや契約更新、建物の維持管理に関する問題です。しかし、これらのトラブルの多くは、事前の準備と適切な対策により防ぐことができます。

トラブル防止の基本は、信頼できる会社を選ぶことです。小田原市には実績のある企業が複数存在し、それぞれが特徴的なサービスを提供しています。契約前の企業調査や専門家への相談を行い、自身の状況に合った企業を選択することが重要です。

万が一トラブルが発生した場合でも、借地借家法による保護を受けることができます。また、各種相談窓口や専門家のサポートを活用することで、適切な解決を図ることが可能です。

リースバックは、適切に活用すれば効果的な資産活用の手段となります。本記事で紹介した注意点を参考に、リースバックを進めていただけると幸いです。

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